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第32回日豪合同セミナーのご報告

2011年6月25日(土)・26日(日) 開催終了

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オーストラリア好きが集まって、オーストラリアについて学び、語ろうという日豪合同セミナー、JANZのご協力を得て今年も6月25,26日の二日間、無事、開催できました。お礼の意味も込めてセミナーの概要を簡単にご報告させていただきます。

メーン・テーマは「“天変地異”と国際支援」。ニュージーランドの大地震、豪クイーンズランドの洪水、そして東日本大震災と自然災害が相次ぎました。日本へは161の国・地域、43の国際機関というかつてない規模の支援が届けられ、なかでもアメリカは2万人の兵力に艦船20隻、航空機160機をつぎ込んだトモダチ作戦を展開しました。

オーストラリアは米軍の影に隠れて大きく取り上げられなかったものの、大使館政務担当参事官のピーター・ロバーツ氏は、基調講演で、ギラード首相の外国首相として初めての南三陸への訪問、緊急捜索救助隊の派遣、さらにC17輸送機3機を支援物資輸送などフルに使用した日米豪の連携活動について説明。さらにシドニーの小学校からの応援ビデオなど、今回の支援が単なる援助というだけでなく、日本に対するフレンドシップにあふれたものだったと訴えました。

 6つある分科会は、第1分科会から順に

1.日米豪の連携の持つ意味(防衛大・福嶋教授)、2.初の女性首相ギラード氏のこの1年(慶応大・関根教授)、3.最近の日豪ビジネスの動向(児山・前ジェトロ・シドニー所長)、4.オーストラリア留学の最新事情(市川・オーストレード商務官/足利AOM代表)、5.オーストラリアの日系移民を主人公にした戯曲「ミス・タナカ」の面白さ(佐和田・早大教授)、6.大洪水を乗り越えて(レッドセル・クイーンズランド州政府駐日事務所商務官補/水野・オーストラリア日本野生動物保護教育財団代表)。

いずれも第一線の方々が解説する充実したもので、その内容を多少ともお伝えできないのが残念なほどです。分科会でアタマを使った後は夕食、そしてワインパーティ。ワルツィング・マチルダを歌い、オーストラリア関連の景品が当たる抽選などで楽しみました。

日曜はMLA豪州食肉家畜生産者事業団のシドニーで日本担当のマネージャーをしている近藤美保子氏が対日支援活動について報告しました。

MLAとして日本の被災に何か貢献できないかと考えたメラニー・ブロック駐日代表が、自ら車を運転して被災地に駆けつけ、日本の畜産農家の3人を説得してわずかな時間でビザを獲得、オーストラリアへ連れて行って日豪の畜産農家交流を実現したというお話。ハーバーブリッジの下でチャリティ・パーティを開催し、支援金を集めました。このパーティにはブルース・ミラー新駐日大使も参加したそうです。

ブロック代表は豪日交流基金の理事、在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所会頭も務める活動的な方で、このセミナーにも当初、参加する予定だったのですが、会場にはいないブロック駐日代表の存在感にあふれたお話になりました。

 

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